私は、商社にお勤めの頃から食べ歩きが好きで、休日には友人とよく食事に出かけては、グラスワインをたしなんでいました。その当時は食事メインの脇役としてのワインでした。
ワインを本格的に飲み始めてからは20年過ぎ、普段は3000円前後のワインですが、特別の日には仏ワイン格付けに入る銘柄もお料理に合わせて飲むことがあります。銘柄は100以上飲んでいるはずです。
好みとしてはやはり仏ワインの赤で、リピートして飲んでいるのはシャトー・ジスクールやラモドワゼル・ソシアンドマレ、白ワインならブルゴーニュのシャサーニュ・モンラッシェを好んで飲みます。
シャトーマルゴー1995年(CHATEAU MARGAUX)の特徴と基本情報
- 価格帯:7万~10万円
- 生産年:1995年
- 生産者:シャトー・マルゴー
- 種類:赤ワイン
- 味わい:リッチな果実味とタンニンのバランスが秀逸
- ブレンド:カヴェルネソービニオン(87%)カヴェルネフラン(3%)メルロ(8%)プティベルド(2%)
シャトーマルゴー1995年(CHATEAU MARGAUX)への憧れ
格付け5大シャトーの1つであるシャトーマルゴーは、個人の生産者名ではなく、シャトーのオーナーであるメンツェロプロス家と、マネージャーのポンタリエ氏が運営をしています。
恋焦がれるワインのヴィンテージ1995年で、この年は当たり年と言われています。
シャトーマルゴーは、1855年に5大シャトーのうち、いち早く格付け1級を取得しているシャトーであり、そのワインは世の中では決まり文句のように、優雅なワインとして評価されています。
では、その高い評価の理由はどこにあるのかを紐解いてみると、まずワイン作りに欠かせない土壌が優れた環境にあることです。
そして、毎年ワインを作る毎に全て新しい樽を使用するそうで、収穫した葡萄もその中から選別した30%しか使わないという、その他厳しいルールと管理の元で醸造されていることです。
映像から情報が入ったのは、第一次ワインブームだったでしょうか、シャトーを巡ったりするワイン旅行のTV番組が数多くありました。
その時シャトーマルゴーも紹介されていて、そこの美しいシャトーの佇まいと、マネージャーのもてなしを見て、憧れを持ったのが興味を持ったきっかけです。
実際に初めてマルゴーの名前に出会ったのは、セカンドラベルの「パビヨンルージュ」でした。
その時の印象は今でも覚えていて、「なんて苦々しくない上品な口当たりなんだろう!」と思うと同時に、「これがセカンドラベル?」と思うほど美味しかったのです。
個人的な感想でいうなら、まずブーケのような華やかな香りがあり、口に含むと舌の上を滑るような円やかさと果実実が行き渡るのです。
そして、タンニンは柔らかくて嫌味がありません、優しい濃くとのバランスが良いと感じました。
その後は、一級ものは手が出ないのでマルゴー村の3級やクルブルジョア級の赤ワインを片っ端から飲んだくらい、マルゴーのワインが大好きになったわけです。
シャトー・マルゴーの1995年ワイン、言葉にならないほど美味しいに違いありません!
優雅な香りで、ベルベットのような舌ざわりの、果実を味わっているようなこのワインを、いつかは飲みたいのです。
お料理と合わせることはせずに、単独で味わいたいです。良いワインというのはそういう飲み方をして、良さが分かると思っていますから。