ピエモンテ

感想レビュー|ガヤ バルバレスコ(GAJA BARBARESCO)1996年を飲んでみた!魅力や特徴を解説します。

私がワインの美味しさに気付いたのは、10年も前になります。

それまでは、さして美味しくもない国産の量産ワインを居酒屋で飲んで、「ワインとはこんなもの」と勘違いしていました。

ところが、まだ経済的に恵まれていなかった若い頃に、友人からのプレゼントでイタリアワインを頂いたのです。そのイタリアワインは高いものではありませんでしたが、とても優雅であっという間に飲んでしまったのを覚えています。それ以来イタリアワインの虜になりました。

ガヤ バルバレスコ(GAJA BARBARESCO)1996年の特徴と基本情報

  • ワイン名:ガヤ バルバレスコ
  • ローマ字:GAJA BARBARESCO
  • 価格帯:40000円〜
  • 生産者:アンジェロ・ガヤ
  • 生産年:1996年
  • 生産地:イタリア ピエモンテ州
  • 種類:一種類
  • 味 :上質なタンニン、心地良い酸味、濃厚な甘さ、最高のバランス
  • 品種:ネッビオーロ種

イタリアワイン好きの私に取って、憧れでしかないワイン、それが「ガヤ バルバレスコ」です。

イタリアワインはとても多様性に富んだ面白いワイン産地。イタリアは南北に長い国土を持っており、その形状からワインも各地で作られていますが、気候・風土は様々で、作られるワインも様々なワインがあります。

温暖な土地柄や日照時間が長いことなど、ワイン作りに関してこの国ほど適した土地はないのではないかと感じてしまいます。

その歴史は古く、紀元前10世紀頃にはすでにワインが作られていました。古代ギリシャ人はそんなイタリアの土地を「エノトリア・テルス(ワインの土地)」と言ったほどです。

それだけワイン作りに適した土地柄ですからイタリアワインは一時期、質より量を求めていました。

いまでもイタリアは世界一のワインの生産量を誇りますが、量を求めるが故に質が低下した時代が続いたのです。そんな中、1970年代に一部の生産者によってイタリアワインの生産を近代化し高品質にしようという動きが始まりました。それが「イタリアワインルネッサンス」と呼ばれているものです。

イタリアワインの代表的産地の一つ「ピエモンテ州」。アルプス山脈南に位置する産地ですが、この地では主にイタリアワインの代表的ブドウ種「ネッビオーロ種」が作られています。

その中でも有名なのが、「バローロ」と「バルバレスコ」です。「バローロ」は「ワインの王様」と言われる通り、力強く濃密な味わいが特徴です。対して「バルバレスコ」は「イタリアワインの女王」と言われる通り、「バローロ」に比べ繊細で優雅な味わいがあります。

そんな「イタリアワインの女王」であるバルバレスコの最高峰が、紹介する「ガヤ バルバレスコ」になります。

イタリアワインの専門誌「ガンベロ・ロッソ」に於いて、最高賞のトレ・ビッキエリを最多受賞。「ガヤ」は17世紀からワインが作られていますが、近代、ブドウを「バリック」と呼ばれる小樽で熟成させることで、タンニンを柔らかくまろやかにしています。

さらに発酵温度を管理することで余計なタンニンの抽出を抑えています。こうした努力から、ワイン瓶内での熟成の必要がないワインの生産に成功したのです。

「伝統でもない、モダンでもない完全なるガヤスタイル」を目指したワインはバラやスミレ、トリュフを想像させる華やかで繊細なワインを完成させました。