ドイツ

トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)1989年の魅力と感想レビュー!記念日に飲みたいヴィンテージなデザートワイン

世のお酒好きの皆さん、こんにちは。私もお酒大好き人間の一員です。

お酒の中でも、ワインが大好きで、白、赤、甘め、辛め、をお値段に関係なくいただける質です。

そうはいっても、チューハイに比べワインは少々お値段高め、毎日飲むものは安いものを常備しています。チリや、カリフォルニアのお手頃ワインもいいのですが、とっておきの日はやはりお気に入りをじっくりと味わいたいです。

今回は記念日にぴったりの、とても甘いワイン「トロッケンベーレンアウスレーゼ」についての紹介です。

トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)1989年の特徴と基本情報

  • 価格帯:5000円
  • 生産年:1989年
  • 生産地:ドイツ
    種類:貴腐ワイン
  • 味わい:甘口
  • あなたの5つ星評価:5

このワインの生産年の1989年は、ドイツのベルリンの壁が壊され、南北の隔たりが取りはらわれた年。

すらりとした特徴あるボトルにこの歴史的な出来事がそのままラベルになって貼られています。

確固たる存在感、このワインはまさにヴィンテージと呼ぶにふさわしいです!

ドイツワインの最高峰に君臨する貴腐ワイン。その製造はワインの製造において最重要なものは貴腐菌。ですから、その貴腐菌が発生すると予想される年のみにしか造られません。

遅摘みブドウの皮に菌が自然に付着し貴腐ぶどうになります。そのまま干しぶどうのようになった果実をぎゅっと絞った果汁で造られるので、その味わいは金色に輝く甘露な恵みの一滴といっても過言ではありません。

トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)1989年の魅力と感想レビュー

主人と結婚し新婚旅行はフランスとドイツを巡りました。

旅行の目的は観光といろいろなワイナリーを訪ねワインを試してみること。そのころ私はお酒はあまり飲めなかったのですが、最愛の夫と自然豊かなワイン製造所を見てまわるのは楽しかったです。

当時はあまりワインには詳しくなかったのですが、ワイナリーでの試飲で、白ワインのすがすがしさや、赤ワインの味の複雑さを深く知ったのはあの体験がきっかけだったと思います。

「トロッケンベーレンアウスレーゼ」に出会ったのは、実はワイナリーではありません。観光の途中、ランチをとろうと寄ったお店で出してもらったのが、あのワインでした。

新婚旅行の最中だと伝えると、気のよさそうな店のオーナーさんが「思い出になるからぜひ飲んでみろ」と出してきました。

あまりに気さくな感じだったので、かえってたじろいでしまい、出されたワインに対しても半信半疑。

ところが、一口含んで「!」。あまりの甘さに驚きました。

それまで甘口のワインだと勧められたものでも、ワインを飲みなれていない私にとってはやはり辛いと感じることが多かったのです。

が、トロッケンベーレンアウスレーゼはまさにデザート。口に含みのどに流す時は、あまりの甘露さでのどの奥がクククッとする感じでした。

フルーツでもない、お菓子でもないのに、これほど甘いものが世に存在していたとは驚きでした。

とろりとしたはちみつを思わせるようなビジュアル。舌の上では、アプリコット、黄桃の果実感、かすかに、紅茶のアールグレイのような香りもします。

なんという複雑味、ワインの甘さは、ケーキやジュースとは一線を画するものなんだと、おそれを抱いた瞬間でした。

旅行中はその後何軒もワイナリーをのぞき、重い重いといいながら、ワインのお土産もごっそり買って帰ってきました。当然、「トロッケンベーレンアウスレーゼ」も!

結婚記念日のたびに栓を開け、新婚旅行で楽しかったことや、けんかしたことを思い出しながら飲みました。

3本買ってきたトロッケンベーレンアウスレーゼはすぐになくなり、その後はお店やネットで探しまくって手に入れています。

今年の結婚記念日では、26本目のトロッケンベーレンアウスレーゼをあける予定です。あのときランチで食べたチキンとサラダというメニューにしてお祝いしようかなと考えています。

平凡な夫婦生活でしたが、毎年変わらず新婚旅行で初めて口にしたワインをいただけることは幸せだなと感じています。